以前に、EGO-WRAPPINのくちばしにチェリーについて書きました。
くちばしにチェリーは、かなり前の曲なので「古い曲」のはずですが、私としては、あまり古さを感じません。
それは多分、もともと古い音を用いた懐かしい旋律の曲だからでしょう。
つまり、古いとか新しいとかは関係ないってことです。
以前にこの記事を書いたときに、Instagramのメインアカウントのストーリーズでも、曲紹介とともに、この曲に関して感じることを書きました。
その中で「横浜が出てくる曲だ」「野毛あたりの情景が出てくる」と書いたのです。
野毛はこんな街です。
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横浜一の飲み屋街ですね。
昼から飲んでる人もふつーにいます。
そして、そのストーリーズを見た横浜のある住人が「私立探偵 濱マイクのオープニング曲だったから横浜が出てくるのでしょうね」とメッセージをくれました。
それを見て思い出しました!
「そうだそうだ、濱マイクの曲だったなぁ!」と🕶
「私立探偵 濱マイク」は2002年7月より放送されていたハードボイルド探偵ドラマです。
主演は永瀬正敏さん。
ドラマの舞台となったのが、横浜の野毛近くの黄金町にある横浜日劇です。
黄金町は、昔は青線区域といわれる非合法で売春が行われていた地域だったそうですが、それはもう昔の話です。
今は治安が良くなってきてて、お店もガラリと変わりましたが、独特の空気感は残っているかもしれませんね。
昔の黄金町を知らないので何とも言えませんが、よく通り過ぎていた中で独特の空気が漂っているなぁとは思ってましたね。
嫌いではない空気です。
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黄金町から日ノ出町から、野毛のほうに進んでいくと、みなとみらいが近いからか、徐々に空気が澄んでいきます。
野毛もディープな街だと表現されていますが、黄金町や日ノ出町の方がディープでしょうね。
今でもこの辺は、賃貸マンションの家賃が若干安いです。
立地の割には家賃が安いなぁと思うことが多かったのですが、きっと治安が関係しているのでしょう。
私立探偵 浜マイクの舞台となった横浜日劇は、京急線の黄金町駅から歩いて4分のところにあったそうです。
2005年の2月に解体されており、現在はマンションが建っているそうです。
そうそう、この辺は大きなマンションが多いのですよ。
ちなみに、私が住んでいた石川町駅近くの中村町のマンションからも、歩いていけるところにありました。
中村川を渡って、ひたすら桜木町方面に進んでいくと、黄金町や日ノ出町が出てきます。
途中で右に曲がると伊勢佐木町です。
青江美奈さんの伊勢佐木町ブルースの伊勢佐木町ですね。
記念碑もあります。
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伊勢佐木町は黄金町や日ノ出町をもっと賑やかにしたような感じですが、ディープな部分はよく似ているかもしれません。
それに比べると、私が住んでいた石川町は、かなり平和です。
昔から住んでいる人が多いし、坂を上った高台にはお金持ちばかりが住んでいますから、坂を上るほど治安が良いです。
話は戻りまして、EGO-WRAPPIN’のくちばしにチェリーが好きになったのは、20代の後半あたりだったかと思います。
あの頃から、このような音を好んで聴いていました。
多分お酒もよく飲んでいたからでしょう。
お酒と相性が良い音ですね。
スカのような弾むようなリズムは、少し疲れていた当時の私の心を元気にしてくれました。
そこに乗っかる発音強めのよっちゃんの歌。
関西弁の発音ですよね。関東弁には、こういう強さはないと思います。
アタックが強くて勢いがありますね。
当時の私の耳にはすごく合っていたとは思います。
現在はそれよりも、横浜の下町が出てくるような演奏の音が好きで、時々聴きたくなってしまいます。
まさに横浜をイメージした曲だったことを後からして、なんだか嬉しかったです。
キャバレーが出てくるような音でもありますね。
横浜の観光地と言えば、みなとみらいや桜木町が有名ですが、ぜひぜひディープな下町も歩いていただきたいですね。
横浜は、おしゃれなだけではありません。
やはり現地に行かないと、横浜の魅力はわからないと思います。
歴史を感じる街並みも、まだまだ残っていますからとっても貴重ですよ。
肌で感じていただきたいですね。
黄金町はこの辺りです。