昨日は、ボイストレーニングの話をしました。
順に、詳しい話をしていきたいのですが、その前に歌唱力と表現力の関係性について、思うことを書いておこうと思います。
さて。
「歌唱力がある人」と聞くと、「歌が上手い人」なのかな?とアバウトに想像しておりましたが、調べてみると、そうでもないようなのです。
正確には、歌唱力を決定づけるのは
- 音程の正確さ
- 声の響きの良さ
- 発音の聞き取りやすさ
- リズム感
をはじめとした要素であり
次に、表現力も含まれているそうです。
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最初に挙げた4つの
- 音程の正確さ
- 声の響きの良さ
- 発音の聞き取りやすさ
- リズム感
については、毎日のボイストレーニングで、磨きをかけることができますね。
しかし、表現力に磨きをかけるためには、実際に何らかの楽曲を歌う必要があります。
または、お芝居や演劇などでも表現力を磨けるのかもしれません。
だからなのか、女優さんが歌を歌うと、ただ歌が上手いだけではなく、表現力もあり、シンガーさんと違った魅力に魅了されませんか?
ですから、無意識のうちに私は、「音感」「発音」「声の響き」「リズム感」の4つの要素と、「表現力」を切り離して考えておりました。
ボイストレーニングでは、4つの要素を磨く。実際に、何らかの曲を歌うときは、表現力も含めての練習をする。
そのような方法でやってきました。
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また、どんなトレーニングをしたいかによって、練習として選ぶ曲も違いました。
例えば、音感や声の響き、リズム、発音などを正しく整えたいだけなら、単純に良い発声で歌っている歌手の曲を選ぶのが早いです。
その場合、その歌が好きで歌っているわけではないので、ちょっと変な感じですし、歌を楽しみたいだけの人には、このような考え方は受け入れられないようです。
私が最近選んでいたのは、MISIAさんとかSuperflyさんとかでしたね。どちらも、すごく良い発声をされているので、体で習得していくと、最終的には歌唱力の向上につながるのです。
これは、私1人で決めた練習方法ではなく、いろんなボイストレーナーに相談をしたり、ときには雑談をしたりとかして、最終的に自分で決めた方法です。
実際に、ボイストレーニングのレッスンの中では、表現力を磨くプログラムが少ないのですね。大半のスクールでは、基礎的なプログラムを習得した人がさらにレベルアップしたいと言う場合に、課題曲を決めて表現力を磨くケースが多いです。
だから、昨日紹介した「奇跡のボイストレーニングブック」のプログラムでは、表現力を磨けるようなプログラムは入っておりません。
昨日も説明した通り、歌うための筋肉を自由自在に操れるように、歌う脳みそを活性化させるのが最大の魅力です。
体のすべての機能をコントロールしているのは、脳みそですから、その考え方でいいと思います。実際に、メソッドを行ってみて、思い通りの声が出やすくなったので、そう思いますね。
そして、本日一番伝えたい事は、
最初に挙げた4つの
- 音程の正確さ
- 声の響きの良さ
- 発音の聞き取りやすさ
- リズム感
を、日々のボイストレーニングにおいて磨いていくことで、表現力にも幅が出ます。
こんな表現をしたい、あんな表現をしたいと頭でイメージしていたとしても、それを伝えられるだけの基本的な技術力がなければ、難しいです。
こんな声でこの歌詞を歌いあげて、このような感情を伝えたいと思ったとしても、こんな声が出てくれなければ、できないわけです。
現実的には、ここまで考えて表現はしないでしょうけれども、何気なく出した声の良さを100%発揮するためには、日々の基本的なボイストレーニングが必要なのです。
ですから、ボイストレーニングで磨くことができる「音感」「発音」「声の響き」「リズム感」と、実際に歌って磨くことができる「表現力」は、切り離して練習するべきなのですが、完全に切り離して考えてはいけません。
密接につながっていることを頭に置いて、日々のボイストレーニングを行うと、総合的な要素を含んだ歌唱力が伸びるのではないかと、私は思っていますね。
とにかく私は、あまり、ゴールとか目標とかは定めずに、好奇心のまま、興味を持ったり、疑問に思ったことを追求するのが好きなのです。
歌唱力を伸ばしたいのか?と言えば、あんまりそうでもなく、結局、そういうことをしながら、専門家と話をしたりして、遊んでいるだけなのです。
それが、楽しいですね。
こんな感じで、作曲家さんや編曲家さんとかとも、どんどん話をして、いろんなことを学んでいきたいです。
そして、曲を作りたいと思っています。最近強く。
そんな、テンションになってきたので☺️
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