こんばんは。カナリヤです。今日はかなり寒くて仕方ないので、布団の中で丸まりながら、ブログを書くことにしました。
もちろん、スマホで書いてます。
本来なら、パソコンで綴るべきサイズの文章を、スマホで書いているのです。
スマートフォンの小さな画面を見ながら、3000文字以上の文章を書くのは、実は結構大変で、疲れてきます。
やはり、長文はパソコンの大きな画面で文章の全体像を見ながら書く方がスムーズ。
けれども、読みやすい文章を早く作成するコツが分かっていれば、スマートフォンであろうが、パソコンであろうが、そんなに苦労せずに、書き上げてしまえるのです。
さて、私がWebライターとして仕事を始めたのは、2012年あたりのことでした。
当初、仕事はすぐに見つかるものの、安いギャラのものばかり。だからこそ、早く仕上げなければ、時給換算で1時間100円にも満たないケースも、普通によくありました。
冷静に記憶を辿ってみると、たったの300文字を仕上げるだけでも、1時間はかかっていました。内容が難しいものであれば、もっと時間がかかって、嫌になることもありました。しかし、そういう中で「どうすれば、素早く書けるのか」を無意識のうちに、考えるようになったのです。
思い返せば、考えては実践し、実践して失敗しては考え直し、もう1度実践し、またつまずいては、考え直しの繰り返しでしたね。
そうしているうちに、1時間で2000文字程度を仕上げられるようになり、安くても1文字が1.5円の仕事が多かったので、時給に換算すると3000円程度のレベルにまで達することができました。
現在はもっと高いですし、結論的には、ウェブライターよりブロガーやアフィリエイターの方が将来性があるので、移行しました。
ところで、わかりやすい文章を早く書き上げるコツは、なんだと思いますか?
実は最近、やっと、そのコツに気づいたのです。
しかも、意外とシンプルなコツでした。
わかりやすい文章を早く書き上げるコツ、それは「ラフスケッチすること」です。
ラフスケッチという言葉は、絵画の世界でよく使われていますね。スケッチとは描写することなので、ラフスケッチは粗雑な描写となります。
つまり、ざっくりとした描写がラフスケッチであり、置き換えて考えるのであれば、心や頭で思い描いている文章をざっくりと描写することを、文章作成においてのラフスケッチだと、私は捉えています。
とりあえずは、心や頭で考えていることを、まずはどこかに書き出さなければ、まとまりがつかなくなります。
どこかに書き出してみることで、自分が伝えようとしていることを視覚的に確認できますよね。目で見て確認しながら、もう一度考えてみると、意外と考えはまとまりやすいもの。
さらには、新しい考えまで浮かびやすくなります。それはきっと、脳みその中にギュウギュウに押し込められていた考えが、書き出されたことによって、脳みそに新しい余白ができたからではないかと、私は思うのです。
実際に、6年ぐらい前、「良いアイデアを生み出すためのコミュニケーション術」というテーマの起業家向けセミナーを受けたことがありました。その中でも、まず自分のアイデアを書き出すことが重要視されていました。
さらにはそれを、何人かとの仲間で共有すること。そして、周りの人のアイデアを決してけなさないこと。逆に良い所を見つけて褒めていくことで、さらに、良いアイデアが生み出されていくといった内容のセミナーでした。
ところで、以前の記事で「文章は一文、段落、節でできている」と書いたような気がします。コラム形式であれば、そこに大見出し、中見出し、小見出しなども必要に応じて差し込まれます。
どんな構成であろうと、形式であろうと、まずは、書き出してスケッチすると、書きやすくなります。ラフスケッチというくらいですから、落書きやメモ書き程度で良いのです。
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例えば、最近買ったヒーターについて書くとしましょう。
まずは何を書きたいのか?を順番など気にせずに、書いていきます。
- 挨拶
- 最近の気温の変化について
- エアコンだけでは、なかなか暖まらない
- デスクワークをしていると、特に足元が寒い
- だから最近新しくヒーターを買いました
- 新しく買ったヒーターの性能
- ヒーターはどこで買ったか?
- ヒーターを選んだときの比較ポイント
- 実際どんなヒーターが候補にあがっていたのか
などなどのメモ書きです。
ここから、さらに内容を掘り下げながら、書く順番を決めます。
- こんにちは。最近は急に気温が下がって、朝が起きにくくなりました。
- 朝起きてから、すぐにエアコンをつけるのですが、なかなか部屋が暖まらないほど気温が低いように思います。
- 特に足元が寒くて、キッチンや洗面所に行くと、靴下を履いているのに足から冷えてきます。
- そういえば、エアコンは上の方ばかり温まっていますね。
- デスクワークをしている時も足が冷えやすく、エアコンの温度を上げてもなかなか暖まらず、頭の方ばかり暖かいです。
- 足元を暖かくするためには、ヒーターが必要かなぁと思い、ネットで検索してみました。
- まずは、アマゾンで検索。売れているヒーターをランキング順に検索しました。
と、このような感じです。
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もっと、雑なメモ書きでもいいです。この時点では、自分がわかれば良いだけ。結局これをもとに、最終的には文章を組み立てればいいだけです。
書きたいことを考えながら流れを決めて、文章を作成していくのは、意外に大変です。脳みそも疲れます。
書きたいことを考える、文章の流れを決める、文章表現を考えるの3つの作業を同時にやっているわけですから、すごく脳みそに負担がかかるのです。
この3つの作業を分けて行うと、最終的に文章を整える段階でも、すらすらと作業ができます。
最終段階に行くほど、作業が楽になっていきます。
さらに、段階ごとに時間を開けると、自分の文章を客観視する時間ができ、より充実した文章作成ができるはずです。
一度に書き上げると、あまり良い文章ができません。辻褄が合わない文章になりがちです。
しかし、書きたいことを考えて、構成を考えて、文章表現を考えて、最後に仕上げると言う段階を踏んでいけば、読みやすい文章になるはずです。
時間がない時でも、この順番を間違えなければ、素早く良い文章を仕上げることができます。
実際に、ウェブライターの仕事では、もっと細かい段階を踏んで、文章を仕上げていました。段落の中の文章の順番や、語尾の表現など、読みやすさを追求するほどに、細かいテクニックが必要になってくるのです。
細かいテクニックを文章に施していくならば、なおさらのこと、段階を踏んで文章作成をするべきです。そうでなければ、とにかく頭が疲れるので、細かいテクニックを盛り込むだけのパワーの持続が難しくなります。
つまり、最終段階になって、考える力もなくなってしまうほどに脳疲労が起こり、適当に仕上げてしまうと言うパターン。
これが、一番残念です。
と言うことで、文章作成においてもラフスケッチが大事だと思いました。
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そこから段階を踏んで仕上げていくと、楽に素早く文章を作成できるはずです。
実はこれ、スピーチなどを考える時でも同じだと思います。もしくは、誰かに何かを伝えなければいけない時って大体順番を決めておくと、スラスラと、話せたりするものです。
台本を作っておくと、良いのかもしれないですね。
私は、どちらかと言うと、話すのが苦手なので、台本らしきものを作ったりしていました。
人前で話をする時でも、台本らしきものがあると、意外と緊張しないものです。
そして、メールで用件を伝える時も、構成を決めてからメールを組み立てると、楽です。
伝えるべきことを、ざっくりと箇条書きし、最後に文章として仕上げれば良いだけ。
伝えるべきことを考えながら文章として仕上げようとすると、すごく疲れます。
- 伝えるべきことを箇条書きする。
- 箇条書きしたことをつなげて、文章にする。
作業を2つに分けると、すごく楽です。経験上、そう思いますね。
何事も、いっぺんにやろうとすると、かなり疲れます。続かないやり方は、やめておきましょう☺️
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