わたしの顔は、コロコロ変わる。
この人に見せてる顔、あの人に見せた顔、あの時、見せた顔、さっき見せた顔。
結構それぞれ違う。
そういえば、写真によって顔も違う。それぞれに違う。
それはよく周りにも驚かれること。
撮られる角度によって大きく変わってくる。
顔と同じようにキャラクターや声、口調、振る舞い方も大きく変わる。
その日、着る服によって、人格が変わる。
わたしは誰になりたいのか、誰を演じたいのか。
本当に自分を探してるのか、自分なんて実態はないと思ってるんじゃないか。
そんなことを考えてしまう。
だけど、これはきっと、幼いころにいろんなコピー曲を歌ってたことが大きく関係してると思う。
その曲、その曲に存在する主人公になりきった。
飽きたら曲を変えて、また違う人になりきって、一曲の物語の中に生きる。
一曲五分未満の演技に魅了されて、もう何年経つのだろうか。
結局、この生き方は今も変わってない。
子供の頃から、水物を扱う世界で生きてきた。
だから、その時のノリとタイミングが大事で、その瞬間瞬間に、自分はどんな自分になるかで、演じ方やテンションが大きく左右される。
安定なんて一生ない。
でも、こういう生き方しかできないし、こういう生き方が好きだ。
わたしはわたしのようで、多分わたしじゃないんだね。
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